病院はブラックな職場なのか!? 【ブラック要素8選】

ブラック病院 病院一般

ドラマでも人気があってよく題材にされる「医療の現場」。

かっこいい医師の先生や素敵な看護師さんなどがいて魅力的な職場で、それらを目指して医療従事者を志す人も多いことと思います。

ですが、病院など医療の現場は果たして働きやすい環境なのでしょうか?

残念ながら病院にもブラックな職場は多数存在します。

この記事では、病院に10年以上勤めている筆者の経験から、

その病院ブラックな職場なのかどうか見分けるポイントについて、8つの要素をもとに解説していきます。

病院への就職を考える際に、病院の選び方や働くにあたっての注意点も把握することができますので、ぜひ最後までお読みください。

0.序論

今回はタイトルの通り、「病院はブラックな職場なのかどうか」を書いていきます。

まずはじめに結論を申し上げますと・・

病院による

はい、身もフタもない解答が出ましたね。

しかしそうとしか言えず、一概に病院だからといってひとまとめにすることはできません。

私が新卒で入職した病院は紛れもない漆黒のブラック病院であり、現職の病院はまばゆいほどの純白のホワイト病院です。

このように病院によって状況は全く異なりますので、病院に就職を考えている方が誤ってブラック病院に就職してしまわないよう、入職する前でもわかるブラック要素を8つ挙げていきます。

※病院には多くの職種が存在するため、それによって記載内容と異なる可能性もありますが、概ね全職種に当てはまる内容だと考えます。

 

1.給料が安い

これはもう論外です。

大切な人材であるはずの職員を「労働力」としか考えず、を安く使おうなどという浅ましい姿勢が露骨に表れています。

地域差がありますので、勤めたい地域の他病院と比較して相場を把握してください。

しかし、給料が高くてもブラックな環境はありますので、給料との相関は一概にも言えませんが、安いところはブラック断定でOKです。

 

2.年間休日数が少ない

これも給与に続いて大切なポイントです。

労働基準法上、1日8時間労働であれば年間休日は最低105日必要です。

「105日って結構多くない?」と思ったあなた、ブラック企業に向いていますね。

しかしホワイトな病院では、年間休日が130日ほどあります。

その差は歴然、25日と約1か月もの差が生じるのです。

さらに有給休暇に関しても、ブラックほど取得しにくく、ホワイトほど取得しやすいため、両者の休日数にどんどんと差が開いていきますね。

年間休日が少ないということは給料と同じ考えで、長く働かせて時間単価を安くしてこき使おうという魂胆です。

 

3.残業が明らかに多い

こちらも「残業=ブラック」というほどに定着した項目です。

残業が多くても残業代が満額出るならまだ許容範囲ですが、サービス残業は愚の骨頂です。

就職する前ではなかなか確認しにくいので、就職の口コミサイト等をしっかりチェックしてください。

 

4.職員に若い世代が多い

これは「人が続かない」ということですね。

ブラックな環境を見限ってすぐ辞めるため、毎年新卒を採用しないと人が足りなくなる状況です。

「若手が活躍!」や「フレッシュな職場!」は「ブラック企業」の言い換え表現ですので、気を付けてください。

一方、ホワイトな職場は居心地がいいため人が辞めず、職員の年齢層が順当、もしくは高齢化している特徴があります。

 

5.派遣職員を雇用していない

こちらは「事務職員」に限定されるかもしれませんが、委託会社からの派遣社員を雇用していないということは、職員の大半が正社員ということになります。

正社員は派遣社員と比べて人件費がかさむため、その分一人ひとりの負荷は大きくなります。

正社員の方が自分の飼い犬としてこき使えますからね。

派遣社員をうまく混ぜてしっかりと業務分掌されていると、業務量は適正になります。

 

6.予定外の救急患者の対応に追われる

救急患者が多いということは、一日の計画が立ちにくく、緊急なことばかりに左右されて本来やるべき業務ができずに結果として残業につながります。

また、飲酒後転倒やケンカ、交通事故などで受傷したやっかいな患者を受け入れるとさらに予定は乱れます。

救急病院=ブラックではありませんが、自分のスケジュール管理は難しくなるでしょう。

ですが、救急医療は不可欠であり、誰かが担わないといけません・・難しいところです。

7.理事長など経営者を尊重しすぎている

病院の中に理事長等の経営者の写真がたくさん飾ってあったり、理念を掲げすぎたりしていると、トップのワンマンな可能性があり、職員の意見や思考が許されず盲目的に働かされる可能性があります。

病院が一番大切にすべきは経営者ではなく患者さんです。

 

8.働いている職員から生気を感じられない

これは説明不要でしょう。

求人募集のエントリーをする前に見学に行くこともあるでしょうから、その機会にしっかり職員の様子を観察してください。

目が死んでいたら間違いなくブラックです。

 

9.おわりに

以上、ブラック病院の可能性がある職場8選でした。

これらはほんの一例であり、私の独断と偏見も大いにありますが、就職を考える際は、必ずその病院に行き、しっかり見学をしてきてください。

そしてブラックかホワイトかを確実に見極め、悔いのない就職をしてください。

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