医療事務でのブラック病院の経験談part2

ブラック病院 病院一般

ブラック企業に勤めていると、なにが普通でなにが普通じゃないのかわからなくなってきますよね。

ブラック企業ほど、従業員を洗脳して労働のみに注力させようとするため、大変タチが悪いです。

この記事では2つのブラック企業を渡り歩いた私が、医療事務としてブラック病院で経験したおかしな出来事を紹介していきます。

皆さんの職場に当てはまったのならば、そこは確実にブラック企業です

そんな職場に留まる必要は全くありません。

この記事を読むことでブラック企業の洗脳が解け、改めて転職を考えていただく方が増えることを目的としております。。


こんにちは、ひとしです。

私が新卒で入職した病院は、まぎれもなく漆黒のブラック企業でした。

それはもうブラックホールすら凌駕する勢いです。

ですが当時の私は、その病院が社会に出て一つ目の職場だったので、繰り広げられる日常が「異常」であったことに全く気付けませんでした。

そんなブラック病院での経験談をシリーズ化してお送りしております今回は第二弾です。

最後までお読みいただくことで、皆さんが今後就職や転職をする際にブラック企業を回避できる力が身に尽きますので、ぜひご覧ください。

1.事務当直

ブラック病院では、事務当直がありました。

24時間365日休みなく救急医療を行う病院であるため、受付や会計をする人員が必要です。

そのため、事務職員が夜間や深夜帯、また日曜祝日などの担当をシフト制で回していました。

本来ならば、夜間当直は看護師の交代制の勤務のように、17時〜翌9時が基本です。

しかしこの病院は人手不足もあり、夜間当直に入る職員も朝9時から出勤し、翌日の9時までの24時間働くシフトになっていました。

1-1.事務当直手当

事務当直の24時間に対し、支払われる手当は以下の図のようになっています。

当直前残業

朝9時〜16時を「当直前残業」として残業代が6時間分つき、そして「当直手当」として17時から翌9時までの勤務に対して6,000円が支給されていました。

1-2.減給された手当

しかし、ある日を境に、朝9時〜16時の手当が3000円だけになりました。

 

2.上司の手柄のために虐げられる部下

2-1.闇取引

なぜ事務当直の手当が言及されたかといえば、理由は簡単、「上司の手柄のため」です。

ある日、本部からのお達しで、24時間当直は廃止されることになりました。

ただでさえ、莫大な残業代が組織のネックになっている以上、「当直前の残業」をカットすることが1番手っ取り早かったのでしょう。

しかし、それでは日勤帯の人員が不足し、回すことができません。

困った上司は、まず役職者(主任・副主任)に「24時間当直をしてくれ」とお願いしたのです。

もちろん、それに拒否権はありません。

更に上司は、文句を言わなさそうなお馬鹿さんな部下に白羽の矢を立て、有志で24時間当直をお願いしました
※おバカな後輩はそれを「闇取引」と称していました。

その際、「9時〜16時の勤務に対しては打刻をしないでくれ」との話がありました。

そして、給与明細にはなぞの手当として3,000円が付与されていました。

こうして、たったの3,000円で7時間の労働をする兵隊が完成したのです・・・恐ろしい。

2-2.家族が人質にとられる

主任や副主任は家族がいる人がほとんどです。

これはもはや、家族を人質に取り、強制労働を強いているようなものですね。

それでもなお、上司は
「有志で助けてもらっている」
「やる気は評価する」

などと言った、訳の分からない戯言をぬかしておりました。

全ては自分の出世のために・・・

こんな状況で働かせるブラック企業な病院は全国にたくさんあり、枚挙にいとまがありません。

「修行だ?」「お前のため?」

いえいえ、全ては企業様のために働かされている奴隷にすぎません。

 

3.黒に染まらざるを得ない状況に

このブラック病院では女性は夜間当直に入りません。

大きい救急車の運転や患者さんの搬送業務が入る可能性があるため、男性のみで夜間当直を回しています。

ここで課内は3つのグループに分けられます。

●当直担当の日に
 1.24時間当直をする役職者と有志(9時〜翌9時)
 2.24時間当直をせずの夜間当直につく職員(16時〜翌9時)
●その他
 3.女性職員

こうしてグループが分かれると、次第に人の意識は移ろいでいき、私の属する2の夜間当直のみのグループが肩身狭くなってくるのです

女性職員は、「役職者や有志は人手不足な日勤帯に朝から来てくれて協力してくれる」

という考えになるのです。

当初は、当直前残業が廃止されたのに自分の出世のために有志を募り部下を犠牲にした上司のやり方を否定していたにも関わらずです。

そうして、どんどんと2の夜間当直のみグループが侵食されていき、1人、また1人と朝9時から出勤し出すようになるのです。

文句ばかり言っても仕方がない、仲間が困っているなら協力しよう。そんな意見が出だす始末。

そんな空気に私も負け、当直の日は朝9時から出勤することにしたのでした。

スキルアップのため新たな業務担当についたので、朝から来ないと皆に遅れをとるから」と自分を言い聞かせて。

最後まで上司に反発していたため、自分で決めたこととはいえ屈辱的でした。

もちろん、上司への反発は昇進にも大いに影響し、同期の昇進に遅れを取ることとなりました。

ブラックな空気の醸成とは本当に怖く、企業の体制が悪であるにも関わらず、普通に働く職員が悪者にされていく雰囲気が完成します。

 

4.「当直」と「夜勤」の違いや定義とは

夜間の勤務を「夜勤」ともいいますが、「当直」とはどのような違いがあるのでしょうか?

比較してみていきましょう。

当直:

  • 法定労働時間に含まれない
  • 当直手当は1日あたりの平均賃金の3分の1より低くならないように設定する
  • 労働基準法では「宿日直」と表され「日直」および「宿直」もこれにあたる
  • 電話当番や施設巡回とまれな緊急時の対応のみで、基本的には仮眠室にて睡眠時間が確保されている
  • 労働基準監督署は「十分な睡眠がとれる設備および睡眠時間を確保できるようにすること」と定めている

夜勤:

  • 法定労働時間に含まれる
  • 日勤帯とさほど変わらない業務量が予定されている
  • 日中に比べ人手も少なく負担も大きいため、深夜時間帯には割増賃金が支払われる

おおまかではありますが、概ねこのような違いがあります。

これらを踏まえると、私のいた病院では「当直」扱いであることから、基本的には睡眠がとれる状況でなければなりません。

しかし、そうは問屋が卸しません・・

24時間365日休むことなく医療を提供するその病院は、夜間・深夜だろうと救急患者がたくさん来院します。

事務員の当直者が行う業務としては、
▶患者の受付
▶医療費の計算・請求

であり、他の医師や医療スタッフと比べると大したことはないように見えますが、夜遅くに来る患者は往々にして一筋縄ではいかず、簡単には終わりません。

交通事故、酔っ払い、薬物中毒、手持ち金なし などなど・・

そういったやっかいな患者様の相手にしなければならず、十分な睡眠どころか仮眠さえもとることが難しい状況でした。

ましてや上司は「宿直でなく当直なのだから寝るな」とも言ってきました。

その時の無知でバカな私は「あぁ、そうか・・当直だもんな」と受け取ってしまいました。

今考えれば、よくもまあ あの業務量で「当直」と言ったものです。

「なぜ法律など調べもせず、黙って言うことを聞いていたのだろう・・」

悔やまれるばかりですが、それをネタに記事にできますので、経験は無駄ではなかったと考えましょう。

まあブラックな病院とブラック上司においては、たとえ私のような若造が「当直」の定義を振りかざしたとしても、一蹴されていたことは明らかです。

 

5.ブラック企業を辞められない方への支援

運悪くブラック企業に就職してしまい、辞めたくても辞めさせてもらえないといったケースもよく聞きます。

ですが、組織の「就業規則」にはたとえば

「退職希望日の30日より前に辞意を表明すること」

といったような取り決めが必ず定められていますので、これさえ守っていれば退職させてもらえないのは違法です。

ブラック企業なら有休休暇も使わせてもらえず貯まっているでしょうから、辞意を表明して30日間有休休暇を取得して出勤しないといったことも可能でしょう。

しかし、違法だからといっても組織と戦うのは本当に面倒なことですし、もはや出勤すらしたくないのに退職の手続きを進めるのは困難ですね。

そういった場合には、現在では退職手続きを代行してくれるプロもいますので、一度ご相談してみるのも手です。

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6.おわりに

過去を思い出して記事を執筆しておりますが、現在のホワイト企業に勤める私の感覚では考えられない日々が平然と起こっていたのだと愕然とします。

一人でも多くの方がこのブラック企業の異常性に気づき、ブラック企業を辞めていくことで、ブラック企業が淘汰されていきます。

記事に挙げたようなサービス残業や休日出勤、有給休暇を取らせないといったことをしないと成り立たないような職場な今すぐ見限ってやりましょう。

人出不足の今、あなたの力を必要としている場所はたくさんあります。

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