病院の福利厚生で医療費を節約しよう【裏ワザ】

医療費

病院に所属すると福利厚生医療費が安くなるケースがあります。

この記事では病院に所属することで得られる福利厚生の具体的なケースを紹介します。

病院に所属するメリットを把握して就職先候補の判断材料にしていただき、損のない生活を送りましょう。


先日私の以下のツイートで反響があったものをご紹介します。




※アカウント名やアイコンが今とは違いますし、いいねの数はこの程度ですが私からすれば「反響」があった方なのです・・(笑)

こちらにあるように、医療機関に就職すると、自分の病院で受診した場合、福利厚生(いわゆる「社員割引」)で医療費を格安で受診することができます。

もちろん、全ての医療機関に該当するわけではありませんが、珍しいものでもなく、結構な数の医療機関が医療費に対しての福利厚生を設けています。

以下に概要や各事例をもとに説明していきますので、これをご覧の皆さんもお勤め先の福利厚生について関心を持つなどのお役に立ちましたら幸いです。

1.ある病院のケース

筆者が所属していた病院では、

  • 自己負担は月額3000円まで
  • 外来・入院の両方を合計する

例1)2月分医療費(請求額) 外来2,500円 入院60,000円 合計62,500円→3,000円の支払い

  • 保険適応の部分のみなので、入院食事代や先進医療は適応外
  • 職員の両親・配偶者・子の1親等以内の親族までは同様に3000円
  • 2親等までの親族は自己負担分の3分の2が免除される

例2)2月分医療費(請求額)60,000円場合→40,000円が免除され自己負担額20,000円

  • 入院の場合、基本的には個室に入る

個室は室料がかかり空室のことが多かったので、職員(職員家族)が入院する場合は個室に入れます。
※厳密にいえば、一旦全額支払い、あとから給料に振り込まれるという仕組みでした。

一旦会計窓口で入金する必要がありますが、クレジットカードで支払えばポイントなどを貯めることができるので、その分得をします。

概ねこのような状況です。

筆者自身はまだ受診を要することがほとんどなかったため、風邪程度の受診で月3,000円を超えることなく、その恩恵に授かることはありませんでした。

しかし、家族に関しては大変お世話になりました。

 

2.父親のケース

筆者の父親が入院した際、2ヶ月に跨いだため、3,000円×2か月分の計6,000円の医療費がかかりました。

実際に請求額は2か月で180,000円程であるため、その差は歴然ですね。

また、父は「特別個室」という一泊17,000円もする個室に入れてもらっていました。もちろん、無料です。

さらに、父親は医療保険に加入していたため、入院で働けない間の収入は少なかったものの、傷病手当金などと合わせて、大変な儲けを得ることができました。

 

3.学生のケース

筆者が専門学校の教員をしていた頃、難病を患っており毎月多額な薬代が必要な学生がいました。

学生本人の希望もあり、病状を管理してくれる診療科のある病院に就職させたところ、福利厚生で薬を格安で入手できることになり、大変喜んでいました。

病状は安定しているとはいえ、数万円の薬代は非常に重荷になります。

しかし、福利厚生を利用することでその負担がほぼなくなり、健康で文化的な生活を送ることができるのです。

もちろんその病院で働いて活躍し、しっかりと貢献することが重要です。

 

4.病院職員に医療保険は不要

ご紹介したような福利厚生があれば、病院職員にとって医療保険は不要であるということが言えます。

先進医療などの健康保険の適用が認められていない自費診療をお求めになるならそれを保証してくれる保険プランの加入が必要ですが、それらが必要になる確率は大変低いです。

月々の保険料のことを考えれば、保険料分をそのまま貯金しておく方がメリットが大きいです。

また、入院や通院で働けない場合の収入は傷病手当金があるので大丈夫です。

 

5.ご本人・親族の医療費に悩んでいる方へ

ご自身や身内のご病気で医療費が高額になり、生活を圧迫している方は、いっそ医療機関に就職するということも考えてみてはいかがでしょうか?

「私には何も資格がないし・・」とおっしゃる方も、事務職や看護補助業務がありますし、私のおすすめの「医師事務作業補助者」としても病院に就職することも可能です。

以下に医師事務作業補助者のなり方や業務内容についてまとめていますので、ご参考ください。

ただし、面接時から「医療費の社員割引が目当てです!」とは決して言わないように(笑)。

また、お目立ての診療科がその病院に無いといけませんので、その点にも注意してください。

同じ法人内の他の病院であれば、自分の所属する病院と同様の扱いで受診でき、福利厚生が適応されるケースもあります。

 

6.おわりに

今回の記事では、病院に勤めていなければなかなか入ってこない情報をお伝えしました。

「医療」はほぼ全ての人に当てはまる事柄であるため、多くの方に知って頂き、金銭面だけでなく、あらゆる面でより豊かな暮らしをして頂きたいという思いです。

今回は「病院」のお話でしたが、医療機関には他に「診療所」や「調剤薬局」もあり、それぞれに応じた福利厚生があるでしょう。

就職を考える際は、給与面のみならず、このような福利厚生面にも目を向けることが大切ですので、事前にしっかり確認しておいてください。

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